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はじめに
「もっと健康になりたい」「長く若々しく生きたい」
そう願うすべての人に知ってほしい古典があります。
それが、中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』です。
とくに最初の章「上古天真論」には、
“自然と調和して生きることで、誰もが百歳まで元気に生きられる”
という深いメッセージが込められています。
なぜ昔の人は100歳まで元気だったのか?
「上古の人々は百歳を超えても衰えなかった。
今の人は50歳で老化する。なぜか?」
黄帝の問いに対して、岐伯(きはく)はこう答えます。
- 陰陽や四季のリズムに従って生活していた
- 飲食・労働・性行為に節度があり、心も穏やかだった
- 欲望に支配されず、本当の“快”を知っていた
一方、現代人は…
- 夜ふかし、スマホ疲れ、情報過多
- 心と体がバラバラで、休めないまま動き続けている
その結果、老化のスピードが加速してしまうのです。
女性は7年ごと、男性は8年ごとに体が変わる
『黄帝内経』では、こう説かれています。
【女性の節目(7年周期)】
- 7歳:歯が生え替わり、髪が伸び始める
- 14歳:月経が始まり、妊娠が可能に
- 21歳:身体が完成し、成長が止まる
- 28歳:筋骨が強く、美と体力のピーク
- 35歳:顔の艶が減り、髪が抜け始める
- 42歳:顔がしぼみ、白髪が出始める
- 49歳:月経が止まり、生殖能力が終わる
【男性の節目(8年周期)】
- 8歳:歯が生え替わり、髪が伸びる
- 16歳:精が満ち、子をもうけられる
- 24歳:筋骨が充実、体力の最盛期
- 32歳:体格がピークに達する
- 40歳:髪が抜けはじめ、老化の兆し
- 48歳:顔がくすみ、白髪が混じる
- 56歳:動作が鈍くなる
- 64歳:精気が枯れ、腎が衰え、老化が本格化
> この節目を知ることで、今の体の状態に合ったケアができます。
養生の達人4タイプに学ぶ「理想的な生き方」
『黄帝内経』では、養生の実践レベルによって4つの人格タイプを紹介しています。
● 真人(しんじん)
- 天地と完全に一体化
- 精神と身体が完全統一
- 老いも死も超越する存在
● 至人(しじん)
- 四季に調和し、徳を持ち、精神を清らかに保つ
- 自然の流れに身をゆだね、長寿を保つ人
● 聖人(せいじん)
- 世の中と調和しつつ、感情に振り回されずに生きる
- 安らかで無理のない生活で100歳を超えても衰えない
● 処賢(しょけん)
- 天地の運行を観察し、上古の真人の生き方を模倣
- 自然のリズムに沿って生きる“賢者”
現代に活かす3つのポイント
- 老化は自然現象。予測できるからこそ備えられる
- 今の年齢の“節目”を知ることで、適切なケアができる
- 自然に寄り添い、心と体の声に耳を傾けることが養生の本質
おわりに
『黄帝内経』が教えてくれるのは、
派手な健康法でも、特別なサプリでもありません。
それは、自然とつながり、自分を整える力を取り戻すこと。
あなたはいま、どの節目にいますか?
そして、どんな人生のタイプを目指したいですか?
一歩立ち止まり、体と心の声を聴くことで、
人生はもっと静かに、もっと豊かに進み始めます。
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