子どもが親に甘えて物事を学び、社会に適応する力をつけていく「依存」の時期。
義務教育を経て、少しずつ自分の力で生活できるようになっていく「自立」のステージ。
そして、互いに自立した者同士が支え合い、家庭を築いたり社会に貢献していく「相互支援」へ。
この流れは、まるで武道や茶道の「守破離」のようにも感じられます。
私はこの視点を、人生100年時代という長いスパンで捉えるようになりました。
組織の中で“思考停止”していた自分
かつて私は、薬局という大きな組織の中で日々の業務をこなしていました。
決められたルールの中で、流れ作業のように薬を調剤する日々。
気づけば、思考することをやめ、ただ“従うだけ”になっていた自分がいたのです。
緊急時の薬は確かに必要です。
しかし、「これは本当に患者さんのためになっているのか?」という疑問が拭えず、
私は予防医療というフィールドに道を変えることを決めました。
一人で生きる力と、仲間との共創
自分の軸を持ち、独立して生きる力を身につける。
そして、同じ志を持った仲間たちと協力しながら、社会課題に取り組む。
この「自立した個人の相互支援」は、これからの時代の働き方の鍵だと私は感じています。
ティール組織のように、自立した個人がプロジェクト単位で集まり、
指示命令ではなく、自主性と共感で動くチームがこれからの社会を創っていくはずです。
あなたは今、どのステージにいますか?
- 「命令に従っている方が楽」と感じていませんか?
- 「自分の意見を言えない」と思っていませんか?
- 「違和感を抱えながら働いている」自分に気づいていますか?
私も、かつてはそうでした。
でも、そこから抜け出し、軸を持った働き方・生き方へと変えていくことで、
自分の人生に手応えと希望を感じるようになりました。
📚 あわせて読みたい書籍
「依存 → 自立 → 相互支援」という視点で人生を見直したい方におすすめの2冊をご紹介します。
『LIFE SHIFT(ライフシフト)〜100年時代の人生戦略〜』
リンダ・グラットン著|長寿時代をどう生きるか、自立の道筋を描く一冊。
『ティール組織〜マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現〜』
フレデリック・ラルー著|自立した個が集まり、共創する組織の可能性を解き明かす。
これからの時代を、自分らしく、そして人と支え合いながら生きていきたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
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